外国につながる学生のための
奨学金かながわ
外国ルーツの子どもたちには、進学の機会に多くの壁があります。 既存の奨学金は在留資格や保証人を条件にしていることが多く、利用できないケースも少なくありません。
そこで私たちは、国籍や在留資格を問わず、返済不要で利用できる奨学金制度を立ち上げました。 この制度が、学び続けたいと願う若者たちの背中を押し、未来を切り拓く力になることを願っています。
外国ルーツの子どもたちには、進学の機会に多くの壁があります。 既存の奨学金は在留資格や保証人を条件にしていることが多く、利用できないケースも少なくありません。
そこで私たちは、国籍や在留資格を問わず、返済不要で利用できる奨学金制度を立ち上げました。 この制度が、学び続けたいと願う若者たちの背中を押し、未来を切り拓く力になることを願っています。
手元に「神奈川日本語教室マップ」(1994年、ソナの会)という冊子があります。ここには神奈川県各地の、在日移民・難民の子どもや大人向けの日本語教室、学習教室(合計109教室)が地図入りで紹介されています。このころは、まだ外国につながる子どもたちがなかなか高校に進学できず、「高校進学ガイダンス」がスタートしたころでした。
このマップは、たくさんの人をつないでいきました。その30年後のつながりの枝のひとつに、「外国につながる学生のための奨学金かながわ」が企画されました。私たちはこの奨学金の企画にメッセージを込めました。奨学金を通じて育った若者が、きっと自らの未来とともに、世の中の未来を切り開いてくれるだろう。
私が高校生のとき、女子学生は4年制大学に行っても学費の無駄、高校卒業後は早く結婚して子どもを作れという周囲の圧力がありました。 そういう中で、大学が学費を免除してくれたり、返済しなくても良い奨学金を受けられるたりすることを教えてもらい、上京して大学受験をすることを決意しました。 この奨学金が、迷っているあなたの背中を押して、進路を切り開くきっかけとなることを祈っています。